京都造形芸術大学附属 康耀堂美術館 〒391-0213 長野県茅野市豊平4734-215 TEL: 0266-71-6811 FAX: 0266-71-6812
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・ 2006年度春季展(2006年4月20日〜7月2日)
・ 2006年度夏季展(2006年7月7日〜9月18日)
・ 2006年度秋季展(2006年9月22日〜11月30日)
・ 2007年度春季展(2007年4月20日〜7月1日)
・ 2007年度夏季展(2007年7月5日〜9月17日)
・ 2007年度秋季展(2007年9月21日〜11月30日)


 

2006年度春季展

「ジャパニーズ・ナイーブ−20世紀日本美術にみる純朴−」というテーマで、2006年4月20日から7月2日まで展示を行いました

館長からのご挨拶

今回の春季展は当館収蔵品の中でも特におだやかで平和な表情に満ちた作品を選りすぐって公開するものです。
これらの作家たちのおかれている状況はまさしく日本人の等しく経験する現実に違いありません。それは殺伐とした事件、事故も目にし、耳にし、心を痛める混迷を深めた世界でもあります。
そう考えてみますと彼らの描くこれらの世界こそ、今の日本人が心からあこがれ、必要とし、望んでいる世界観に他ならないと思えてきます。第一次大戦の足音を遠く耳にしながら、ルノアールが明るさに満ちた世界を描き、モネが光そのものに迫ったのと同様、これらの芸術作品が現代人の心のバランスをとることによって、私たちは現実社会と健全に向き合って行くことができるのではないでしょうか。結局芸術とは人々が生き続けていく上での切実な一つの知恵のようなものかもしれないと思えてくるのです。
これらの秀作を通して、人々の良心と憧れが一陣の春の風のように皆様の心に届けば、と願っています。

主な展示作品
伊藤深游木「微風にゆれて」
川端龍子「花に潜む」
高山辰雄「草原の朝」
田渕俊夫「大地」
中島千波「晴日・本久寺の枝垂桜」
前田青邨「斑鳩」
横山大観「耀八紘」
悳俊彦「池畔春雪」
佐原和行「緑の幻想」
須田剋太「藤花」
田村一男「清里春日」
宮本三郎「二人」
山口薫「幻想の沼」

 
 

2006年度夏季展

「あこがれの夏・20世紀日本美術に見る夏の気配」というテーマで2006年7月7日より9月18日まで夏季展を行いました。

館長からのご挨拶

 今回の夏季展では「あこがれの夏・20世紀日本美術に見る夏の気配」と題し、今を生きる日本人画家たちが自らの感性でとらえた夏のイメージを一堂に展示いたします。
夏に画題を求める作品は世界にも数多く、クロード・モネやルノワールの名作の数々を思い浮かべることができます。夏のイメージは画家たちのイマジネーションを刺激して止みません。それは日本とて例外ではなく、今回展示されている松生歩の大作『川を渡る(「あの街へ…)』がその一例として挙げられるでしょう。うっそうとした森や清水流れる小川が、ひんやりとした夏のオアシスの情景を見る人に伝えています。冬の間寒々としていた森や小川が、夏になり涼しげな一隅として人々が憧れる舞台となる。そうしたリアリティーを複雑な構成が見事に生み出しています。
暑い夏の魅力、避暑への憧れ。来館される皆様には、作品それぞれに内在する夏の感性に遊ぶひと時を過ごしていただきたいと思います。現代の日本人が夏に寄せた賛歌の数々をお楽しみ下さい。

主な展示作品
悳俊彦「林と月」

松生歩「川を渡る(「あの街へ…」)」

宮本三郎「横臥裸婦」
田村一男「たてしな山」

黒沢吉蔵「尾瀬の森」

田渕俊夫「大地」
山辰雄「赤い服の少女」
佐原和行「緑の幻想」
鈴木竹柏「雲烟」



2006年度秋季展「秋と冬の絵画・現代日本絵画の心の表現」

秋も深まった蓼科の山々を背景に、康耀堂美術館今年最後の展覧会となる秋季展「秋と冬の絵画・現代日本絵画の心の表現」が9月22日より始まりました。冬を前に澄み渡った高原の空気と蓼科の紅葉をお楽しみいただきながら、ゆったりとアートに触れる時間をお過ごし下さい。なお、秋季展終了後は2007年4月20日まで冬季休館に入ります。

館長からのご挨拶

「秋」 それは夏の雲に一つ複雑な色どりが加わったその表情に、また日差しに比してひんやりとした日蔭の空気に感じる何ものかの終焉−ただ直線的に暑かった夏には決して見えなかったゆらぎの中の生や死、愛の始まりや終り−を考える季節です。だからこそこの季節に人々は、物思う喜びへ身をゆだねるのでしょう。そして冬の間、私たちはこの思いを心の中であたため、来る春への期待や憧れをゆっくりと育てるのです。
私たちが人の心の豊かさを存分に味わうことのできる秋そして冬を感じる作品を康耀堂美術館の所蔵作品から選りすぐりました。今年最後の展覧会となる秋季展をどうぞ御高覧下さい。

主な展示作品
田村一男「白峰」
黒沢吉蔵「冬の風景」
ピカソ「Suite64Gravuresu」
松生歩「胸の奥の宇宙は」
前田青邨「鵜飼」
大沼映夫「大和思考・虹の顔」
川端龍子「寒底図」
田渕俊夫「京洛心象 深秋」
山口薫「画布に刻む馬」
田村一男「白峰」
   

   
2007年度春季展

「春光と花の悦び・現代日本絵画の春の風」というテーマで、2007年度春季展が4月20日(金)より始まりました。花と緑とアートに囲まれながら、春の息吹を感じることのできる康耀堂美術館に是非お出かけ下さい。

館長からのご挨拶

眩い新緑の中、今年もまた康耀堂美術館の一年が始まりました。その始まりを飾る春季常設展「春光と花の悦び・現代日本絵画の春の風」を皆様にご案内させていただきます。
今回の展示では、当館収蔵品の中でも特に「春と花」をキーワードとした作品を選りすぐって公開いたします。蓼科の長かった冬も終わりを告げ、若葉が萌える爛漫の春が訪れました。その悦びの歌声と共に、春を表現した当館収蔵の日本画・洋画をお楽しみください。
また今回は、日本画家・松生歩の作品を一堂に展示いたします。物語から紡ぎあげられた彼女の作品世界は、新しい日本画へのアプローチを私たちに見せてくれます。春の日差しのように柔らかい表現とその根底にある力強さをご堪能ください。
春光と共に、華やかな春の訪れが風のように皆様の心に届くことを願っています。

                                          館長 千住 博

主な展示作品
悳俊彦「早春池畔」
川端龍子「花に潜む」
前田青邨「鏑矢」
佐原和行「緑の幻想」
山口薫「幻想の沼」
奥村土牛「南瓜」
横山大観「耀八紘」
大沼映夫「ライフダンス」
松生歩「胸の奥の宇宙は」
田渕俊夫「大地」
高山辰雄「梅薫る夕べ」
宮本三郎「裸婦」
田村一男「清里春日」
中島千波「晴日・本久寺の枝垂桜」

   

2007年度夏季展のご案内

「邂逅−心に残る夏の風景」というテーマで、2007年度夏季展が7月5日(木)より始まりました。初夏の爽やかな緑と高原の風を感じながら、康耀堂美術館でひと夏の思い出を作っていただければと思います。

館長からのご挨拶

今年もまた蓼科に清々しい夏が訪れました。この美しい大自然と共生する康耀堂美術館における夏季展をご案内いたします。今回のテーマは、「邂逅‐心に残る夏の風景」です。当館収蔵品の中から、山をはじめとした自然、余暇の旅先で出会う風景など、「夏」を感じさせる作品を選びました。高原に佇む当館の展示室の中で、絵画作品故に顕現する大自然の壮大さやそこに投影された作家の感動の心をお感じください。本展が皆様と作品の思いがけない出会いの場となり、今年の夏の思い出の一コマとして皆様の心に深く残らんことを願っています。夏の康耀堂美術館をどうぞお楽しみ下さい。

京都造形芸術大学附属康耀堂美術館
館長 千住 博
主な展示作品

悳俊彦「夏の花」
小田野尚之「栂野の雨」
清水由朗「青嵐」
山口薫「エトルタ海岸」
吉崎道治「フィヨルドの村」
松尾敏夫「東海富士」
田渕俊夫「大地」
荘司福「渓韻」
須田剋太「夏富士」
中島千波「山高神代桜」
黒沢吉蔵「丘の風景」
下村観山「富岳」

 

2007年度秋季展

「錦繍−現代日本絵画にみる深淵」というテーマで、2007年度の最後を飾る秋季展が9月21日(金)より始まりました。冬を前に澄み渡った高原の空気と蓼科の紅葉をお楽しみいただきながら、ゆったりとアートに触れる時間をお過ごし下さい。
なお、秋季展終了後は2008年4月21日(月)まで冬季休館に入ります。

館長からのご挨拶

厳しかった夏の暑さもいつしか終わり、ここ蓼科には爽やかな秋風が吹き始めました。四季折々の風趣にめぐまれた蓼科高原はどこまでも高く、晴朗なる大空と峨々たる山なみに秋の彩りが満ち溢れんとしています。
さて、本年の最後を飾る秋季展を「錦繍−現代日本絵画にみる深淵」をテーマに開催いたします。当館収蔵コレクションの中から選りすぐった「秋」を表象する作品をご覧いただき、わずか数ミリの紙や画布に拡がるパノラマ世界と、当館を包む込む秋の彩りとのハーモニーをご堪能ください。

主な展示作品

横山大観「椿(紅つばき)」
小倉遊亀「何も持たぬと」
前田青邨「斑鳩」
川端龍子「寒底図」
須田 寿「枯野」
田村一男「白峰」
大沼映夫「横顔のある静物」
宮本三郎「横臥裸婦」
須田剋太「冬の浅間」
田渕俊夫「京洛心象 深秋」
高山辰雄「赤い服の少女」
松生 歩「朝霧」
山口 薫「幻想の沼」
悳 俊彦「林と月」
© 2007 Kyoto University of Art and Design