秀草会特別展『野の花の寄せ作り』の展示・講習会風景

 2019年9月26日(木)〜29日(日)の4日間、康耀堂美術館の中庭スペースで秀草会特別展「野の花の寄せ作り」
が開催されました。
 本特別展では、秀草会代表であり野の花の寄せ作り作家である加用利秀氏と彼の唯一の弟子である佐々木秀子氏
のお二人が長年に渡り制作してきた「野の花の寄せ作り」の中から秀作を選りすぐり展示していただきました。

 大きさも個性も違う寄せ植えがたくさん集まり、秋で紅葉シーズンということもあって、秋に咲くの山野草や赤
や黄色に色付いた葉がとても生き生きとしていましたが、それは当たり前のように見えて、そうではありません。
日頃から先生方が細やかに寄せ植えたちの面倒を見ているからこそなのです。


  

  

  


 各日13時からは、寄せ植え講習会も行っていただきました。
 毎年、はじめて講習会に参加される方も多いのですが、過去の講習会に参加された方が自分の寄せ植えを持って
来館され、先生方に状態を見て手直しをしてもらったりもしています。
 この講習会は、作って終わり…ではなく、アフターケアも充実しているから安心してご参加いただけます。


  
※今年、はじめてのご参加でした。スーッと伸びた十草が印象的で、スタイリッシュな寄せ植えになりました。


  
※2017年がはじめてのご参加で、今年は2つ目の寄せ植えを作りました。今回は重厚感のある石を選んで、落ち
着いた印象になりました。5枚目画像の右側が2017年作の寄せ植えです。ちなみに、6枚目画像の寄せ植えたち
は美術館スタッフ作で、開館中は中庭通路に展示しています。


なお、秀草会特別展「野の花の寄せ作り」は、毎年同時期に開催しています。来年もたくさんの作品たちが中庭
を埋め尽くしてくれることと思います。ご来館の際には、小さな石の空間に自然の植物たちがつくり出す小宇宙を
お楽しみください。



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